街角の雑踏

好きなことを好きな角度から考えるばしょ

ボカロPアニソンリストが作りたい

さいきん、ボカロPがつくったアニソンのリストが欲しいなあと思ったので、それについてあれこれと書き並べておきます。

 

1.きっかけ、とボカロPアニソン製作に関するあれこれ

アニメを見るときは、OP・EDを重視する傾向にあります。最近はクール毎の視聴作品数も減ってしまいましたが、映像面も含めてOP・EDがなんとなく心にとまれば視聴継続することが多いのです。アニメ視聴歴が長くなってくると、同じ声優が使われているキャラを気づけるようになることと同じように、どこかで聞いた音がテレビから流れることがあります。そんな聞き馴染みのあるボカロPの音がテレビから流れてくると、どことなく安心し、「このひと、アニメで活躍してるんだなあ……」と嬉しくなります。そう思い、以下のツイートを行いました。

 

 

流石に同じことを思っている人はいるようで、ネットで検索するといくつかアニソンリストのまとめ記事が見つかります。

 

ボカロPが手掛けたアニソン | まとめ|DrillSpin パーク

ボカロPが作ったアニソン凄過ぎワロタwwww│初音ミクちゃんねる

 

1つ目に挙げた記事の作成時期である2013年は、多くのボカロPがアニソン製作を手掛けた印象があります。私もボカロPが作曲したOP・EDのアニメをチェックして、アニメ作品自体の視聴のきっかけになっていました。先述したように、ボカロPのアニソン製作の件は、ボーカロイドを通じて楽曲を世に送り出してきたボカロPたちが、また別の舞台へ羽ばたいていって嬉しかったのですが、同時にこの時期は、アニメファンの人たちはニコニコ出身の作曲家がアニソンにどっと流れ込んできていることを、どう思っているのか不安だった時期でもあります。

 

ボカロファンと、アニメ等の他ジャンルファンの軋轢を生まなければ良いのですが、今回はその話は置いといて、ニコニコ発のボカロドリームを掴んだボカロPを、アニソンでの採用という点から捉えてみようかと思います。アニソンリストは上記にあるように、個人で作成したまとめ記事や、2chのスレ中で該当曲・該当ボカロPを挙げることは何度か行われているようですが、統一的な基準で作成された一覧表は無いようです。今回は、きちんと基準を設け、なるべくボカロPアニソンを網羅できるようなリストを作成したいと考えています。しかしながら、どのようにアニソンリストを作っていくか考えていくうちに、簡単には作れないことが分かってきました。次回は、現時点での作成方法の案と、私にとっては大きすぎるその案の課題についてまとめていきます。

 

以下、余談。

 

ボカロPアニソンリストはwiki形式のものすら見つからないのですが、ボカロ小説リストは見つかりました。

 

小説化したVOCALOIDオリジナル曲の一覧とは (ショウセツカシタボーカロイドオリジナルキョクノイチランとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

  

PHP研究所を筆頭に多くのレーベルから出ているようです。ボカロ小説化ブーム初期はどの楽曲が小説化されていたか把握して、気になるものは実際に読んでいたのですが、もう追いきれませんね。

 

小説化ブームに関してはラノベ作家のRETUさんという方*1が、以下のように述べています。*2

このボカロ小説化ブームの背景には、

1:初音ミク及びボーカロイドの知名度の高さ。
2:ニコニコ動画によるマーケティングの下地
3:クリンプトン社の二次創作への寛容な態度

などの要因が絡んでいると思われます。


1について
もともと、ボーカロイドは二次創作OKで
ユーザー同士で文化が育てられた経緯があります。

そのため、ボカロの共通的な人気が
メディアミックスのしやすさに起因しています。
今や、小学生(特に女子)のほとんどがボカロを知っていると
いうから驚きの知名度です。


2について
メディアミックスされた作品の原作である曲の
動画再生数は、500万再生近くあります。
これは驚異的な数字で、ファイブミリオンです。
すなわち、それだけ曲のファンがいるということです。

そうなると、出版社側としても
そこそこ買ってくれる人がいる、と見込めるので
企画を通しやすいんです。

先発であるカゲロウデイズの成功により
人気作のメディアミックスは各出版社で
取り合いになっている状態です。


3について
初音ミクが主人公の小説なの? 著作権は?
という疑問を最初、私は抱いていました。
メディアミックス当初は、著作権を考慮してか
初音ミクに似てるけど違うキャラで書いたりしていたようです。

カゲロウデイズや終焉ノ栞はもともと
オリジナルの世界観、キャラが中心なので、
そこらへんは問題なかったようです。

ただ、最近ではクリンプトン社がOKを出したのか
ボカロキャラがそのまま出演している作品が
多くなりました。

二次創作が商業作品として出るのは
アンソロジーがあるので初めてでは
ありませんが、クリンプトン社の寛容さが
伺えると同時に、ますますボカロ小説化ブームは

加熱していくのではないかと私は予想しています。

ただ、一部には問題もあると思ってますが。

 

ボカロ小説ブームはいつまで続く?

 このなかからボカロPアニソン製作にも関わってくる問題は、1と2かと思われます。つまり、実際に歌を歌うアーティスト(声優)だけでなく、ボカロPの固定ファンもその作品を見てもらおう、見るきっかけにしてもらおうという戦略*3かと思われます。こうして私のような人間が釣れるわけです。

 

とはいえ、この手法で稼げる視聴者はアニメ趣味も兼任しているボカロファンだけで、実際に目に見える売り上げに貢献できるかは疑問符*4があります。歌手以上に作曲者が重要視されるのはボカロ界の特徴であって、他はそうではないのです。どのように楽曲制作者が選定されるか、こればかりは関係者のみぞ知る話ですが、あいにく私はそのツテを持っていないので、様々な情報からあれこれと推測するしかないのです。

 

さて、今回の主題はアニソンリストを作るという話でした。けっこう難しい作業で完成できるか分かりませんが、ぼちぼちやっていきたいと思います。(とりあえず近いうちに、妥協したリストを作成する予定です。)

*1:私はこの方を存じ上げないのですが、ライトノベル作法研究所インタビュー記事は見つかりました。

*2:この記事は作成月日が記載されていないので、具体的にいつ頃のボカロ小説化ブームの話か分からないのですが、少なくともボカロニュース(@vocalo_news)では2013年4月4日に当該記事のツイートがなされているので、その日以前であることが分かります。

*3:この傾向を読み取れる作品として、「ゆゆ式」と「えとたま」が挙げられます。どちらも主題歌やキャラソン等で多くのボカロPや音ゲー界隈で有名な人たちが参加しています。

*4:以前、2chまとめサイトで、アニソンに2回以上採用されたボカロPがスレ主の質問スレがまとめられてあって、そのなかで「アニソン2曲作ったけどギャラが少ない」との記述は見たことはあります。今回の記事作成に際して、再度その記事を探そうとしましたが残念ながら見つかりませんでした。ここからボカロPアニソン多発の現状に関して、ある邪推が生じてしまいますが、とりあえずそれを見た記憶だけを、脚注にこっそり書き留めておくだけにしておきます。

ポケモンGOの出現判定方法の予想(3)まとめ

前回と前々回で位置情報の扱われ方とGoogleマップの仕様から予想できることを記したので、今回はその2つから予想できることを書き並べていきます。

 

 

前回

 

machikado.hatenablog.jp

 

4.予想まとめ

今回は最初に結論から行きましょう。今までの考察から、ポケモンGOにおけるGoogleマップデータは以下のように扱われて、出現ポケモン及びその出現頻度が決定されていると仮説が立てられます。

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都市部・非都市部・緑地とネーミングした3種の色付きの部分を便宜的に「領域」と呼ぶことにします*1

 

プレイヤーがどの「領域」にいるかによって、領域ごとに定められた出現ポケモンリストから登場するポケモンが選ばれ、機械的に区切られた「エリア」ごとの人口密度によってポケモンの出現頻度*2が決定、近くに観光名所等の「スポット」があると、その周辺は出現頻度が増大する、といった仮説が立てられます。これが結論です。

 

もちろん位置情報やGoogleマップの仕様側から立てた仮説であって、実際に検証は行っていないので、ひとつの予想として参考に攻略に役立てればなあ、と思います。

 

次章以降で、上記の考えに至った経緯をまとめていきます。

 

5.「領域」の分類

5-1.概要

人口密度にしたがって地図上にポケモンの出現点(ポケソース)がプロットされ、各ポケソースがどの領域に属するかによって出現ポケモンが決定されているものと推測されます。

 

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まず、 前回定義した「緑地」あるいは「水辺」領域に属しているのであれば、その領域属性に設定されているポケモンのデータリストが使用されます。「水辺」にコイキングが良く出現するのはこのためです。*3

 

そして、「緑地」・「水辺」のどちらにも該当していない場合は、「都市部」か「非都市部」かで判定されます。ここでの「非都市部」は

ポケモンGOの出現場所リスト(7/30更新) - ポケモン徹底攻略

における「内陸部」にあたります。「内陸部」の字面だけを見れば、「非水辺部」と解釈することもできますが、Googleマップの仕様上、「内陸部」そのものに該当するデータ区分は無いので、いくつかの条件分岐を経て、どこにも該当しないものを「内陸部」(=「非都市部」)と定義している。と考えるほうが自然です。

 

5ー2.「都市部」「非都市部」の区分

では、「都市部」はどのように定義するか。考えられるのは2つ。従来通りGoogleマップデータから決定するか、ユーザーデータから帰納的に決定するか、です。

 

後者は、「都市部」を人口密度が多い「エリア」と定義し、「エリア」単位で都市部か非都市部かを決定する方法です。つまり、Googleが取得しているユーザーの位置データから決定します。あるいは予想(1)引用した記事にあるように、電波の強度で決定することも考えられます。

 

前者のGoogleマップデータから決定する方法ですが、Googleマップをよく見てみると、地面が灰色の部分と赤茶色に塗られている部分があることが分かります。

 

さらには灰色と黄土色?にも塗り分けられています。これは他の国でも同様です。

 

以上から、Googleマップ側で陸地部分が、赤茶色>灰色>黄土色の順に都市具合を決定するなんらかの処理が行われていることが分かります。

 

Googleマップにおける灰色以上の部分、あるいは赤茶色の部分がポケモンGOの「都市部」として判定されているとは容易に解釈できますが、色の決定がどのように行われているかが不明です。Googleマップの地図データは、日本のデータはゼンリンが製作した地図が使用されていますが、アメリカを含む大部分はGoogle自身が製作しています。

Google マップ - Wikipedia

つまり、何を基準に「都市部」と判定されているのか、という問いには、「Googleがそのように決めたところ」以上の説明ができないわけです。ここから派生して、地形図などの従来の紙地図は都市具合をどのように塗り分けているのか、といった他地図の事例から、都市具合の決定方法を推測するのもアリですが、本題から脱線しすぎてしまうので割愛。

 

以上のように、「都市部」「非都市部」の区分方法は色々な方法が推測されますが、はっきりこれといった根拠は無く、ユーザー側が経験則的に予想していくしかないかと思います。ざんねん。

6.「スポット」の影響

Googleマップにはスポットのデータとして、名称の他に属性情報(公式には「カテゴリ」)もあるようです。上記の「東京駅」だと「停留所」、「御宿駅」だと「駅」となっています(なぜ異なっているのかは謎)。また、予想(1)のコメントで、

 

とはいえingressのデータを元に作られているのでポケソース自体は人のいない地域より観光地や公園に多く設定されています。 

 

 

 との情報を頂いたことから、Googleマップ上で何らかの属性が与えられているスポットの周辺はポケモンの出現密度が高くなるように補正がかけられているようです。ポケモンの巣となっている場所から考えると、「公園」や「観光名所」などでしょうか。ただ、東京駅と御宿駅が違っていたり、他の駅でも属性名がバラバラであることから、駅であっても一律なルールで設定されていないものと考えられます。海外だと属性名も異なっていますし、どの属性のスポットがポケモンGOの出現確率UPに使用されているかは、ある程度は予想できますが、詳細は不明です。*4

 

7.観光振興への派生

ところで、先月8月の話になりますが、宮城県が観光振興に使おうと、ナイアンティックにシステム改修費として500万円の計上を予定しているようです。

 

www.kahoku.co.jp

 

これまでの予想から、宮城県でレアポケモンを出すには、宮城県が属している「エリア」のポケモン頻度、あるいはポケモン出現リストを変更すればよく、システム面での改修は比較的簡単なものと思われます。さらに、特定の観光地を周遊してもらうには、特定のポケスポットのポケモン出現率を変更すればよいので、ここもシステム次第では容易かと思います。これらの変更は、特定の地域でレアポケモンを一時的に出現させることであることと解釈すれば、位置ゲーとしてのポケモンGOのイベントとして当初から計画していたことでしょう。*5

 

イベント以前の通常期では、予想(1)で書いたように一定期間ごとにレアポケモンリストが「エリア」単位で変更しますし、アジアと欧米で出現ポケモンも変更になることも容易に予想できるでしょう。*6

 

というわけで、ポケモンGOのしくみをあれこれ予想すると、どういうふうに出現しているのか、宮城県への対応はどのように行われそうか、さらには今後のテコ入れまでざっくり予想しましたが、今後どうなっていくのでしょうか?(もっとも、一時期のブームよりはだいぶ落ち着いてきましたが……)従来のソシャゲとは異なるゲーム性を株ポケ・ナイアンティックがどのように示していくのか楽しみです。

*1:「エリア」も領域を意味しますが、(図を作りなおすのが面倒なので)気にせずに。。

*2:厳密には出現ポイント密度

*3:もちろん、「緑地」領域と「水辺」領域の両方に該当している箇所の処理については、「どちらかを優先する」「両方のデータリストを使用する」のいずれかが考えられます。どちらが採用されているかは判断できません。

*4:Googleマップは、とりあえずビジネス目的でなら手順を踏めば地点を登録できるようです。その際に記入項目からGoogle側が推測して挙げる、いくつかの「カテゴリ」候補から選択して、「カテゴリ」を選択するようです。(参考:Googleマップ 登録完全マニュアル!

*5:ポケモンGOのイベントについては思うところがあるので、気が向いたときに綴ります。

*6:システム的にはポケスポットも一定期間ごとに、というよりランダムで変更できそうですが、どうやらここは固定のようですね。